【CHEAP TRICK入門】武道館から世界へ──逆輸入ロックの魅力と比較
目次
- 1: CHEAP TRICKとは?──逆輸入で世界を驚かせたロックバンド
- 2: CHEAP TRICKのメリット・デメリット──通販世代にも刺さる理由と課題
- 3: ライバルと比較して見えるCHEAP TRICKの個性
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
CHEAP TRICKとは?──逆輸入で世界を驚かせたロックバンド
「アメリカのバンドなのに、まず日本でバカ売れ?」──そんな逆転現象を起こしたのがCHEAP TRICK。年、イリノイ州で結成された彼らは、パワーポップとハードロックを絶妙にブレンドしたサウンドで、地元ではそこそこ…だったのに、日本では1978年の武道館ライブで大ブレイク。しかもそのライブ音源が“逆輸入”されて、アメリカでも大ヒットするという珍展開!
代表曲『I Want You to Want Me』は、武道館の熱狂がそのまま詰まった一曲。さらに『The Flame』ではしっとりバラードもこなす器用さも見せつける。ちなみにメンバーの見た目は、イケメンと変人が混在する“ギャップ萌え”スタイル。音もビジュアルも、どこか日本人のツボを突いてくる不思議なバンドなのです。
CHEAP TRICKのメリット・デメリット──通販世代にも刺さる理由と課題
CHEAP TRICKがなぜ“通販世代”にも刺さるのか──その理由は、まず親しみやすいメロディとライブの熱量にある。武道館ライブで炸裂したあの熱狂は、音源越しでも伝わるほど。しかも日本との縁が深く、来日公演も多いため、ファンとの距離感が近いのも魅力のひとつ。さらに、イケメン×変人というユニークなビジュアル構成が、昭和のアイドル的な“覚えやすさ”にも通じる。
ただし、完璧ではない。作品ごとの評価のばらつきや、ジャンルがパワーポップ?ハードロック?と曖昧なため、音楽ファンの間でも位置づけが難しいことも。また、本国アメリカでは日本ほどの熱狂がなかった時期もあり、認知の遅れが課題だった。
とはいえ、初心者が迷ったら武道館ライブ盤から入るのが鉄板。CHEAP TRICKの“いいとこ取り”が詰まっていて、音楽の楽しさをシンプルに味わえる一枚だ。
ライバルと比較して見えるCHEAP TRICKの個性
ロックの世界には、派手な演出で魅せるKISS、芸術性で圧倒するQueen、都会的でクールなThe Cars、内省的なメッセージ性を持つR.E.M.など、個性派ぞろいのライバルがひしめいている。そんな中でCHEAP TRICKが際立つのは、なんといっても親しみやすさとライブの熱量だ。
ジャンル的にはパワーポップとハードロックの中間に位置し、演出は過剰すぎず、音楽性はキャッチーで、ビジュアルは“クセ強め”。でもそれが逆に、通販世代にも「なんか気になる」「ちょっと聴いてみようかな」と思わせる入り口になる。ロックの敷居を下げてくれる“楽しむスタンス”こそが、CHEAP TRICK最大の武器なのかもしれない。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さてさて、今日のテーマは「CHEAP TRICK入門」。いや〜、僕も名前は聞いたことあるけど、正直「逆輸入ロック」って言われてもピンとこないんだよね。
ですよね。CHEAP TRICKは1974年にアメリカ・イリノイ州で結成されたバンドなんですが、実は本国よりも日本で先に人気が爆発したんです。特に1978年の武道館ライブが転機でした。
技術的に言えば、ライブ盤『At Budokan』の音源に観客の歓声が異常に入っていて、それが逆に“熱狂”として評価されたんだ。アメリカのリスナーが「日本でこんなに盛り上がってるのか」と驚いたわけだね。
なるほどね〜。日本のファンの熱量が、アメリカに火をつけたってことか。なんか誇らしいな。
CHEAP TRICKの魅力は、親しみやすいメロディとライブの熱量。それに加えて、イケメン×変人というギャップのあるビジュアルも印象的なんです。昭和のアイドル的な“覚えやすさ”があるというか。
あ〜、確かに。見た目にインパクトあると、名前も覚えやすいしね。でも、そんなに完璧なバンドなの?
いや、そこが面白いところで。作品ごとの評価のばらつきや、ジャンルがパワーポップなのかハードロックなのか曖昧だったりする。本国での認知も遅れてたし、音楽ファンの間では「どこに分類すればいいの?」って悩まれる存在だった。
でも、だからこそ初心者には入りやすいんです。まずは武道館ライブ盤を聴いてみるのがオススメ。CHEAP TRICKの“いいとこ取り”が詰まってますよ。
KISSとかQueenとか、同じ時代のバンドっていっぱいあるけど、CHEAP TRICKってどんな立ち位置なの?
演出で魅せるKISS、芸術性で圧倒するQueen、クールなThe Cars、メッセージ性のあるR.E.M.──それぞれ個性が強いですよね。その中でCHEAP TRICKは、ロックの敷居を下げる“楽しむスタンス”が魅力なんです。
技術的に見ても、彼らの音楽はキャッチーで親しみやすい。演出は過剰じゃないし、ジャンルの壁を越えてる。だからこそ、通販世代にも「ちょっと聴いてみようかな」と思わせる力がある。
なるほどね〜。ロックって敷居が高いイメージあるけど、CHEAP TRICKなら入りやすいってことか。
まとめると、CHEAP TRICKは逆輸入ロックの代表格であり、武道館ライブをきっかけに世界的評価を得たバンド。親しみやすいメロディとライブの熱量、そしてユニークなビジュアルが魅力です。
一方で、ジャンルの曖昧さや作品評価のばらつきといったデメリットもあるけど、それが逆に“クセになる”要素にもなっている。初心者は武道館ライブ盤から入るのがベストだね。
いや〜、今日の話でCHEAP TRICKがグッと身近になったよ。ロックって難しそう…と思ってた人こそ、まずはこの“逆輸入ロック”から始めてみるのがいいかもね!

