【商品レビュー】岩鋳フライパン24|重いのに手放せない南部鉄器の実力とは
岩鋳 Iwachu フライパン24 黒焼付 内径23.5cm IH対応 南部鉄器 24012 黒
目次
- 1: 商品概要
- 2: 実際に使ってみた感想
- 3: 向いている人(ベストシナリオ)
- 4: Q&A(購入前の不安を解消)
- 5: まとめ
商品概要
南部鉄器と聞くと一生モノの道具というイメージがありますが、その代表格が岩鋳のフライパンです。創業100年以上の老舗メーカーが手がけるだけあって、見た目の重厚感だけでなく、つくりの丁寧さも折り紙つき。今回取り上げる「フライパン24(24012)」は、内径約23cm・深さ5cmという日常使いにちょうどいいサイズ感で、IHを含むさまざまな熱源に対応しています。
素材はもちろん南部鉄器。厚みのある鉄がしっかり熱を蓄えるので、炒め物からステーキ、煮込みまで幅広くこなせる万能選手です。さらに、使い込むほど油がなじんで扱いやすくなる“育てる道具”という魅力も。最初はただの黒い鉄の塊に見えても、気づけば自分だけの相棒になっている——そんなポテンシャルを秘めたフライパンです。
実際に使ってみた感想
実際に使ってみてまず驚いたのは、食材の焼け方です。ステーキを置いた瞬間にジュッと音がして、そのまま表面がカリッと仕上がります。野菜炒めも水っぽくならず、シャキッとしたまま火が通るので、普段の料理がワンランク上がったように感じられます。これは南部鉄器ならではの蓄熱性のおかげで、IHでも火力が落ちにくいことが大きな理由です。
さらに、深さ5cmという絶妙なサイズが便利で、炒め物だけでなく、ちょっとした煮込みやスープまでこなせる“ミニ鍋”としても活躍します。「鍋を出すほどじゃないけれど、浅いフライパンだと不安」という場面にぴったりはまる万能さがあります。
もちろん、重さはそれなりにあります。片手で振るのは難しいですが、そのぶん安定感が抜群で、調理中にガタついたり動いたりしない安心感があります。むしろ“どっしり構えてくれる相棒”のようで、使っているうちに重さが気にならなくなるのが不思議です。
そして意外だったのが手入れの簡単さです。鉄フライパンと聞くと「洗剤NG」というイメージがありますが、この岩鋳フライパンは洗剤使用OK。使ったあとにサッと洗って軽く火にかけて乾かすだけで、むしろどんどん油がなじんで扱いやすくなっていきます。手間がかかるどころか、育てる楽しさが増していくタイプのフライパンです。
向いている人(ベストシナリオ)
岩鋳フライパン24は、ただの調理器具ではなく、使う人の生活スタイルに寄り添う道具です。まず、家で料理の腕をワンランク上げたい人には最適です。ステーキや野菜が“店レベル”で仕上がるので、自宅でも満足度の高い一皿が作れます。
また、IHユーザーにとっては頼もしい存在です。IH特有の「火力が弱く感じる」問題を、南部鉄器の蓄熱性がしっかり補ってくれるため、焼きムラに悩んでいた人ほど違いを実感しやすいはずです。
忙しい平日には、深さ5cmの万能さが光ります。炒め物から簡単な煮込みまで1台でこなせるので、「鍋を出すほどじゃないけれど、もう少し煮たい」というシーンにぴったり。洗い物が減るのも嬉しいポイントです。
さらに、道具を育てる楽しさを味わいたい人にも向いています。使い込むほど油がなじみ、自分だけの使い心地に育っていくため、長く付き合える相棒のような存在になります。
そして意外かもしれませんが、片付けが苦手な人にもおすすめです。洗剤使用OKで、使ったあとにサッと洗って乾かすだけ。鉄フライパンの「手入れが大変」というイメージを覆す扱いやすさがあります。
Q&A(購入前の不安を解消)
岩鋳フライパン24は魅力が多い一方で、「実際どうなのか」と気になるポイントもあるはずです。そこで、購入前によくある疑問をQ&A形式でまとめました。
Q1:重さは扱いにくい?
約2.2kgと軽くはありませんが、この重さが蓄熱性と安定感につながっています。調理中にガタつかず、食材がムラなく焼けるメリットがあります。
Q2:手入れは大変?
意外にも簡単です。鉄フライパンのイメージとは違い、岩鋳は洗剤使用OK。使ったあとにサッと洗って乾かすだけで十分です。
Q3:IHでもちゃんと焼ける?
問題ありません。南部鉄器の蓄熱性が高いため、IHでも温度が落ちにくく、しっかり焼き色がつきます。
Q4:焦げつきやすい?
予熱のコツを押さえれば扱いやすくなります。しっかり温めてから油を入れることで、焦げつきにくく快適に使えます。
Q5:24cmは大きすぎない?
2〜3人分の料理にちょうどいいサイズです。深さ5cmがあるため、炒め物から煮込みまで幅広く対応できます。
Q6:初心者でも使える?
むしろ初心者にこそおすすめです。蓄熱性のおかげで仕上がりが良く、料理が上手に見える体験がしやすいです。
Q7:長く使える?
鉄器はまさに一生モノ。使い込むほど油がなじみ、自分だけのフライパンに育っていきます。
Q8:収納は?
吊るす収納との相性が良く、見た目も美しく収まります。もちろん棚にしまっても問題ありません。
まとめ
岩鋳フライパン24は、使うほどに良さが実感できる実力派の南部鉄器フライパンです。ステーキがしっかり焼ける高い焼き性能、炒め物から煮込みまでこなす万能性、そして鉄フライパンとは思えない手入れのしやすさ。どれも日常の料理を確実に底上げしてくれるポイントです。
確かに重さはありますが、そのデメリットを補って余りある仕上がりの良さがあります。むしろこの重さが安定感と蓄熱性につながり、「今日もこのフライパンで焼きたい」と思わせてくれる理由になっています。
そして何より魅力的なのは、毎日の料理が少し楽しくなること。焼き色がきれいについたり、野菜がシャキッと仕上がったり、ちょっとした変化が“料理の成功体験”につながり、キッチンに立つ時間が前より好きになるはずです。
長く使えて、育てるほど味が出る一生モノの道具を探しているなら、岩鋳フライパン24はきっと満足度の高い選択になります。
