【商品レビュー】ID one MR-SGを徹底レビュー|縦への抜けと安定性が光る“本気のモーグル板”
ID one (アイディーワン) 2020 MOGUL RIDE MR-SG 172cm 177cm 182cm ID79011-31 アイディーワン モーグルライド スキー板 スキー単品 板のみ アイディーワンスキー IDoneski.com
目次
- 1: 商品概要
- 2: 実際に使ってみた感想
- 3: 向いている人(ベストシナリオ)
- 4: Q&A
- 5: まとめ
商品概要
モーグル好きの間ではおなじみのID one(アイディーワン)が手がける「2020 MOGUL RIDE MR-SG」は、いわゆる“本気のモーグル板”。サイズは172cm・177cm・182cmの3種類で、細めのサイドカットと長めの回転半径が特徴です。ひとことで言えば、縦にスッと抜けるスピード感と、細かいコブでも反応してくれる俊敏さを両立したモデル。
もともと競技シーンを想定して作られているため、板の芯はしっかりしていて、踏み込んだときの反発も鋭いタイプ。スキー板が勝手に曲がる“お助け感”はほぼなく、「自分で操作して走らせる」という上級者向けのコンセプトが貫かれています。コブの中で縦に落としていく滑りを目指す人にとっては、まさに頼れる相棒になる一本です。
実際に使ってみた感想
実際にMR-SGを履いてみると、まず最初に感じるのは「あ、芯がしっかりしてる」という安心感。足元がグラつかず、板がこちらの入力を待っているような“静かな緊張感”があります。軽く踏み込むだけでスッと反応してくれるので、最初の数ターンで「この板、やる気あるな」と伝わってくるタイプです。
コブに入ると、その性格が一気に本領発揮。吸い付くようにラインに乗り、縦に落としたいときはスパッと抜けてくれる。スピードが上がってもバタつきが少なく、エッジがしっかり噛んでくれるので、暴れ馬のように振られる心配もありません。むしろ「もっと踏んでいいよ」と言われているような余裕すら感じます。
ターンの切り替えも軽快で、こちらが意図した方向に素直に動いてくれる操作性の良さが印象的。ただし、板が勝手に助けてくれるタイプではないため、脚力が弱いと「ちょっと手強いかも」と感じる瞬間もあります。それでも慣れてくると、縦落ちの安定感とラインの正確さがクセになる一本で、上達を実感しやすいモデルであることは間違いありません。
向いている人(ベストシナリオ)
MR-SGが真価を発揮するのは、週末のコブ練を楽しみにしているスキーヤーです。朝イチの硬いバーンでも板が安定し、ラインに乗せた瞬間にスッと落ち着いてくれるため、滑り始めから“今日は調子がいい”と感じられます。
中級者で縦落ちに挑戦したい人にも相性が良く、切り返しが速いため、力任せにねじ伏せなくても自然と縦のラインに入りやすくなります。上達の壁を越えるきっかけになる一本です。
また、スピードが出ると板が暴れて怖いという人にも安心感を与えてくれます。芯がしっかりしているため、スピードが乗ってもバタつきが少なく、エッジが雪面をしっかり捉えてくれるので、不安が減り滑りに集中できます。
ID oneの乗り味が好きで、次は競技寄りモデルを試したいというステップアップ志向の人にもぴったりです。MR-SGは競技モデルの中でも扱いやすさが残っているため、無理なく本格的な世界に踏み込めます。
そして何より、“とにかくコブを気持ちよく滑りたい”という週末スキーヤーにも刺さる一本です。縦に抜ける爽快感と、ラインに吸い付くような安定感が合わさり、滑り終わったあとに思わず「もう1本行こう」と言いたくなる魅力があります。
Q&A
Q. 初心者でも使える?
A. MR-SGは中級者以上向けです。板の芯が強く反応も速いため、まずはコブに慣れたい段階だと少し扱いにくく感じる可能性があります。自分で板をコントロールできる人ほど、このモデルの良さを引き出せます。
Q. 整地では滑りにくい?
A. 移動や軽いクルージングなら問題ありませんが、得意分野ではありません。あくまでコブで本領発揮する専用機という位置づけです。
Q. スピードを出したときの安定性は?
A. 芯がしっかりしているため、スピードが乗ってもバタつきが少なく安定しています。暴れにくく、安心して踏み込めるのが魅力です。
Q. 長さはどう選べばいい?(172 / 177 / 182cm)
A. 短いほど扱いやすく、長いほど安定性が増すイメージです。
・172cm:操作性重視、中級者の縦落ち挑戦に◎
・177cm:バランス型。迷ったらこれ
・182cm:スピードを出す上級者向け、安定感が高い
Q. 反応が速いって扱いにくい?
A. 最初は敏感に感じるかもしれませんが、慣れると思った通りに動く快感に変わります。雑に操作しなければ暴れません。
Q. 他のID oneモデル(MR-D / MR-CE)と何が違う?
A. MR-Dはマイルドで扱いやすく、MR-CEはより競技寄りでシャープ。MR-SGはその中間で、競技モデルの鋭さと扱いやすさのバランスが良い位置づけです。
Q. 体力に自信がなくても大丈夫?
A. 芯は強いものの、板が無駄に暴れないため意外と疲れにくいタイプです。力でねじ伏せる必要がなく、安定した滑りができれば体力の消耗は少なめです。
Q. ビンディングは何を選べばいい?
A. MR-SGは軽量ビンディングとの相性が良く、板の反応の速さを損なわず、コブでの取り回しも軽くなります。
まとめ
ID one 2020 MOGUL RIDE MR-SG は、縦に抜ける爽快感、スピードに負けない安定性、そして思い通りに動く反応の速さが魅力の一本です。実際に滑ってみると、この3つがバランスよく噛み合い、コブの中でのライン取りが驚くほどスムーズになります。
中級者がステップアップしたいとき、上級者がさらに精度を高めたいときにも応えてくれる性能を持ち、扱いやすさを残しつつ競技モデルらしいキレも感じられます。滑りの質をワンランク引き上げてくれる存在です。
そして何よりMR-SGは、「コブをもっと好きにさせてくれる板」です。縦に落ちる気持ちよさ、ラインに吸い付く安心感、スピードに乗ったときの静かな安定感──そのすべてが、滑り終わったあとに「もう1本行こう」と背中を押してくれます。コブを本気で楽しみたい人にとって、頼れる相棒になるはずです。
