CHEAP TRICKまとめ
目次
- 1: CHEAP TRICKの分かりやすい解説
- 2: CHEAP TRICKのメリット・デメリット
- 3: CHEAP TRICKのライバルは?
- 4: ふもとあさとの読むラジオ
CHEAP TRICKの分かりやすい解説
CHEAP TRICK(チープ・トリック)の概要
CHEAP TRICKは、1974年にアメリカ・イリノイ州ロックフォードで結成されたロックバンド。年にデビューし、日本で先行的に人気を得て、1978年の武道館ライブを収録したアルバム『Cheap Trick at Budokan』が逆輸入的に世界的ヒットとなった。
特徴と魅力
- ジャンル融合:パワーポップ、ハードロック、グラムメタルの要素を組み合わせた音楽性。
- 個性的なメンバー:ロビン・ザンダー(Vo/Gt)、リック・ニールセン(Gt)、トム・ピーターソン(Ba)、バン・E・カルロス(Dr)など、それぞれ独自性の強いパフォーマー。
- 日本との関係:来日公演多数、日本のメディアによる「王子様」的な扱いで人気が定着。
代表作とヒット曲
- 1978年『Cheap Trick at Budokan』:日本限定から逆輸入で全米ヒット。
- 1979年「I Want You To Want Me(甘い罠)」:全米7位。
- 1988年「The Flame(永遠の愛の炎)」:全米1位。
- 2016年:ロックの殿堂入り。
社会的・文化的意義
- 日本市場が米国音楽シーンに影響を与えた象徴。
- パワーポップのジャンル確立に貢献。
- 後進アーティスト(Nirvana、Green Dayなど)への影響。
今後の展望
- 通算5000回以上のライブ活動を継続中。
- 自閉症支援プログラム「Rock Your Speech」など社会活動にも積極的。
- 世代を超えて支持される可能性を秘めている。
CHEAP TRICKのメリット・デメリット
CHEAP TRICKのメリット・デメリット
メリット
- ジャンル横断的な音楽性:パワーポップ、ハードロック、グラムメタルなどを融合し、多様な音楽ファンにアプローチ可能。
- ライブパフォーマンスの圧倒的魅力:奇抜なギター演出やキャラクター性で観客を魅了。特に武道館ライブは語り継がれる名演。
- 日本市場との強い結びつき:日本での人気が先行し、世界的ヒットにつながる稀有な逆輸入型成功例。
- 長寿バンドとしての信頼感:結成から半世紀近く活動を続け、世代を越えて支持されている。
- 社会貢献活動:「Rock Your Speech」など社会的取り組みにも積極的で、音楽を超えた価値を提供。
デメリット
- 音楽性の変化によるファン層の分断:時代に応じてスタイルが変化し、ファンの好みが分かれる傾向あり。
- 「懐メロ」的な印象:代表曲が1970〜80年代に集中しており、若年層には古く感じられることも。
- メンバー交代の影響:ドラマーの交代などにより、バンドのサウンドや雰囲気が変化した時期がある。
- 海外での認知度のばらつき:米国など一部地域では人気が安定せず、グローバルな継続性に課題あり。
- ビジュアル面の賛否:奇抜な衣装や演出がユニークである一方、好みが分かれる可能性もある。
CHEAP TRICKのライバルは?
CHEAP TRICKのライバルと比較による特徴分析
ライバル候補
- KISS(キッス):アメリカのハードロックバンド。派手なメイクと爆音ライブで知られ、視覚演出に特化。
- The Cars(カーズ):パワーポップとニューウェーブを融合した洗練されたスタジオ中心のバンド。
- The Knack(ザ・ナック):代表曲「My Sharona」で知られ、短期間で成功を収めたパワーポップバンド。
- Queen(クイーン):英国出身。芸術性の高い楽曲と演出、日本でも人気を誇るビッグ・イン・ジャパン型。
CHEAP TRICKの特徴(ライバルとの比較)
- 音楽性の柔軟さ:KISSがハードロック中心なのに対し、CHEAP TRICKはパワーポップからグラムロック、メタルまで幅広く展開。
- 親しみやすいビジュアル構成:QueenやKISSの統一美に対し、CHEAP TRICKは「王子様系」と「コミカル系」が混在し、親近感を演出。
- 日本市場との深い関係:Queenと同様に日本で先に人気が出たが、CHEAP TRICKは武道館ライブを起点に全米でヒットし、絆がより強い。
- ライブ主義:The CarsやThe Knackがスタジオ中心だったのに比べ、CHEAP TRICKは通算5000回以上のライブを誇る。
- 社会活動の積極性:Queenのチャリティと同様、CHEAP TRICKも「Rock Your Speech」などで社会的貢献を重視。
総合的な位置づけ
CHEAP TRICKは、KISSの派手さ、Queenの芸術性、The Carsの洗練、The Knackのキャッチーさを部分的に持ちながら、どれにも属さない独自のポジションを確立している。特に「日本発の世界的成功」という点では、他に類を見ない存在である。
ふもとあさとの読むラジオ
さあ、CHEAP TRICK特集、お聞きいただきました!武道館から始まった"逆輸入ブレイク"の話、何度聞いても胸が熱くなるねえ!
そうですね。1978年の武道館ライブがアメリカで爆発的に話題になったことで、当時の日本の洋楽ファンの熱量が世界に伝わったっていう、まさに歴史的瞬間でした。
ピピッ。CHEAP TRICKは技術的にも興味深いですね。例えば、トム・ピーターソンが開発した12弦ベースは、音の厚みと煌めきを加えていて、パワーポップの輪郭を強調するのに非常に効果的です。
おぉ〜さすがロン、専門家モードだな!…じゃあ、リスナー目線ではどう?
はいっ。僕なら…こう言いますね。“CHEAP TRICKって、なんだか親戚のお兄さんたちみたいで親しみやすい”。ビジュアルやキャラのギャップも、笑って楽しめるポイントです。
確かに!リック・ニールセンの5ネックギターとか、最初びっくりしますけど、クセになりますね。
じゃあ最後に、ロンのエンタメ担当モードも聞かせて?
了解ですっ!“CHEAP TRICKは、音楽界の隠れた遊園地。一見ベテラン、でも中身はジェットコースター!”…どうですか?
いいねえ(笑)。ということで、次回はそんなCHEAP TRICKの影響を受けた世代、現代のパワーポップ事情に迫っていきます。琳琳、ロン、よろしく頼むよ!
はい、楽しみです!
ワン!(了解です!)
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