《ボンベイ・サファイア》とは?香り重視ジンの魅力と選び方
目次
- 1: 《ボンベイ・サファイア》とは?──青いボトルに詰まった香りの芸術
- 2: メリット・デメリット──“香り重視”の魅力と注意点
- 3: ライバル比較──《ビーフィーター》《タンカレー》と何が違う?
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
《ボンベイ・サファイア》とは?──青いボトルに詰まった香りの芸術
「ジンって、こんなに香り高かったっけ?」──初めて《ボンベイ・サファイア》を口にした人が、よく口にする感想です。
イギリス生まれのこのプレミアム・ジンは、アルコール度数47度前後(日本版は40度)ながら、驚くほどスムーズで華やか。価格帯は700mlで2,000〜3,000円前後と、手に取りやすいのも魅力です。
最大の特徴は、10種類のボタニカル(植物由来の香味素材)を使用していること。ジュニパーベリーをはじめ、レモンピール、コリアンダー、リコリス、カシアなどが絶妙なバランスでブレンドされ、まるで“飲むアロマ”のような香りを生み出しています。さらに、これらのボタニカルを蒸気で抽出する「ヴェイパー・インフュージョン製法」により、繊細な香りを壊さずに閉じ込めることに成功しています。
その結果、ジントニックにすれば柑橘の爽やかさが際立ち、マティーニにすれば香りの層が広がる──まさに“香りで選ぶジン”の代表格。青いボトルの中には、ただの酒ではない「香りの芸術」が詰まっているのです。
メリット・デメリット──“香り重視”の魅力と注意点
《ボンベイ・サファイア》の魅力は、なんといっても香りの華やかさ。ジン特有のジュニパー香に加え、レモンやスパイス、ハーブのニュアンスが重なり合い、まるでカクテルの香水のよう。ジントニックやマティーニなど、カクテルとの相性も抜群で、バーでの定番としても愛されています。
さらに、あの青いボトルはインテリアとしても映えるデザイン。スーパーや通販でも比較的手に入りやすく、入手性の高さもポイントです。味わいはスムーズで、アルコール度数の割に飲みやすいと感じる人も多いでしょう。
一方で、注意したいのはその香りの個性。ボタニカルの複雑な香りが「クセが強い」と感じる人もいます。また、アルコール度数が高めなため、ストレートで飲むと刺激が強く感じられることも。ジン初心者には、やや“上級者向け”の印象を持たれるかもしれません。
そんなときは、まずミニボトルで試してみるのがおすすめ。最近では通販でも50mlサイズの小瓶が手に入るので、気軽に“香りのジン体験”を始められます。自分の好みに合うかどうか、まずは一杯から試してみてはいかがでしょうか。
ライバル比較──《ビーフィーター》《タンカレー》と何が違う?
ジンの世界には、個性豊かなライバルたちがひしめいています。たとえば《ビーフィーター》は、ロンドン・ドライジンの王道。ジュニパーベリーの香りがガツンと立ち、ドライでキレのある味わいが特徴です。《タンカレー》はそれよりもややスパイシーで、カクテルにするとパンチの効いた仕上がりに。《ゴードン》は価格帯が手頃で、日常使いにぴったりな“庶民派ジン”として親しまれています。
一方、《プリマス》はやや甘みを感じるまろやかな味わいで、クラシックカクテル好きに根強い人気。《ROKU(六)》は日本産ジンとして、桜や柚子など和のボタニカルを使った“和ジン”の代表格です。
そんな中で《ボンベイ・サファイア》が支持される理由は、香り・味・デザイン・価格のバランスが絶妙だから。香りは華やかだけどクセが強すぎず、味わいはスムーズで飲みやすい。青いボトルは目を引くし、価格もプレミアム感がありつつ手が届く範囲。まさに“香り重視のバランス型ジン”として、初心者から上級者まで幅広く愛されているのです。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さて、今日のテーマは「《ボンベイ・サファイア》って、どんなジン?」ということで、ここまでいろいろ教えてもらいましたけど……いや〜、ジンって奥が深いんですねぇ。
そうなんです。特に《ボンベイ・サファイア》は、10種類のボタニカルを使った“香り重視”のプレミアム・ジンとして、世界中にファンが多いんですよ。
香り成分の抽出には「ヴェイパー・インフュージョン製法」という特殊な蒸留技術が使われています。これは、ボタニカルに直接熱を加えず、蒸気で香りを抽出する方法。繊細なアロマを壊さずに取り出せるのが特徴です。
なるほど〜。だから“飲むアロマ”って言われるわけか。ジントニックにしても香りが立つって話、すごく気になってるんですよ。
そうですね。ジントニックにすると、レモンピールやコリアンダーの爽やかさが引き立って、すごく飲みやすいんです。マティーニにすると、逆にスパイスやハーブの奥行きが感じられて、ちょっと大人な味わいに。
ちなみに、アルコール度数は日本版で40度、海外版だと47度前後。初心者には少し強く感じるかもしれませんが、カクテルにすればバランスが取れます。
ところでさ、ジンっていろいろ種類あるけど、正直どれを選べばいいのか迷うんですよね。《ボンベイ・サファイア》って、他のジンと比べてどうなんですか?
いい質問ですね。たとえば《ビーフィーター》はジュニパーの香りが強くて、ドライな味わい。《タンカレー》はスパイシーでパンチがあるタイプ。《ゴードン》は手頃な価格で、日常使いにぴったりな“庶民派ジン”です。
《プリマス》はやや甘みがあってまろやか。《ROKU(六)》は日本の桜や柚子など、和のボタニカルを使った“和ジン”です。それぞれに個性があります。
へぇ〜、ジンってこんなにキャラ立ってるんだ。で、《ボンベイ・サファイア》はどのポジション?
ズバリ、“バランス型”ですね。香りは華やかだけどクセが強すぎず、味もスムーズで飲みやすい。青いボトルは目を引くし、価格もプレミアム感がありつつ手が届く範囲。だから、初心者から上級者まで幅広く支持されてるんです。
そうですね。特に香りに敏感な人や、カクテルを楽しみたい人には最適です。逆に、ジュニパーの強いクラシックなジンを求める人には、ビーフィーターやタンカレーの方が合うかもしれません。
というわけで、今日は《ボンベイ・サファイア》の魅力をたっぷり掘り下げてきましたけど、最後にまとめると──?
はい。《ボンベイ・サファイア》は10種のボタニカルを使った香り重視のプレミアム・ジン。ヴェイパー・インフュージョン製法で繊細な香りを引き出し、ジントニックやマティーニとの相性も抜群。青いボトルのデザイン性や、手に取りやすい価格帯も魅力です。
ライバルと比べても、香り・味・デザイン・価格のバランスが非常に優秀。まさに“香りで選ぶジン”のスタンダードと言えるでしょう。
いや〜、これは飲みたくなっちゃうな。とりあえず、ミニボトルから試してみようかな。
それ、いい選択です。まずは一杯から、“香りの芸術”を体験してみてくださいね。
飲みすぎ注意、ですが──香りの世界にようこそ。