最新ストレージ事情!M.2 SSDの選び方と注意点
更新日:
2025/5/17
M.2 SSDは高速なデータ転送を実現し、PCの性能を向上させる重要な要素です。本記事では、M.2 SSDの種類や選び方、購入時のポイントを解説し、初心者でも失敗しない選び方を紹介します。
目次
- 1: M.2 SSD比較
- 2: M.2 SSDの選び方、ポイントまとめ
- 3: ふもとあさとの読むラジオ
M.2 SSD比較
M.2 SSDの良い点と悪い点
良い点(メリット)
- 高速なデータ転送速度
M.2 SSDはNVMe接続を採用することで、SATA SSDよりも圧倒的に速いデータ転送速度を実現します。特に、PCIe 4.0や5.0対応のモデルでは、最大7000MB/s以上の読み込み速度を誇ります。 - コンパクトなサイズ
M.2 SSDは小型で、マザーボード上のM.2スロットに直接装着できるため、ケーブル不要でスッキリとした配線が可能です。 - 省電力設計
ノートパソコンや省電力PCに適しており、消費電力が少なく、発熱も抑えられます。 - 高い耐久性
可動部品がないため、HDDよりも耐久性が高く、衝撃や振動に強いです。
悪い点(デメリット)
- 価格が高い
同容量のSATA SSDと比較すると、M.2 SSDは価格が高めです。特に高速なNVMeモデルは、SATA SSDの約2倍以上の価格になることもあります。 - 発熱の問題
高速なデータ転送を行うNVMe SSDは発熱しやすく、長時間の使用で性能が低下することがあります。そのため、ヒートシンク付きのモデルを選ぶか、冷却対策が必要です。 - 互換性の問題
M.2 SSDにはSATA接続とNVMe接続の2種類があり、マザーボードが対応していない場合は使用できません。また、M.2スロットの形状(キータイプ)によっても互換性が異なります。 - 容量の制限
現在のM.2 SSDの最大容量は2TB~4TB程度であり、大容量ストレージが必要な場合は、HDDやSATA SSDの方が適している場合があります。
M.2 SSDの選び方、ポイントまとめ
M.2 SSDの選び方とポイント
1. 接続規格を確認する
- NVMe(PCIe接続): 高速なデータ転送が可能で、ゲームや動画編集などの用途に最適。
- SATA: 速度はNVMeより遅いが、価格が比較的安く、一般的な用途には十分。
購入前に、使用するPCのM.2スロットがどの規格に対応しているかを確認しましょう。
2. 容量を選ぶ
- 256GB~500GB: OSや一般的なアプリのインストール向け。
- 1TB~2TB: ゲームや動画編集などのデータ保存に適している。
- 4TB以上: 大容量データを頻繁に扱うプロ向け。
SSDは空き容量が少なくなると速度が低下するため、余裕を持った容量を選ぶのがポイントです。
3. 速度(読み込み・書き込み)を確認
- 一般用途: 3000MB/s以上の読み込み速度があれば十分。
- 高負荷作業: 5000MB/s以上のモデルを選ぶと快適。
ただし、マザーボードの対応規格(PCIe 3.0 / 4.0 / 5.0)によって速度が制限されるため、PCの仕様を確認しましょう。
4. DRAMキャッシュの有無
DRAMキャッシュ付きのSSDは、データ転送の安定性が向上し、速度低下を防ぎます。特に頻繁に大容量データを扱う場合は、DRAMキャッシュ搭載モデルを選ぶのがおすすめです。
5. 発熱対策(ヒートシンクの有無)
- ヒートシンク付き: 長時間の使用でも安定した性能を維持できる。
- ヒートシンクなし: 軽い作業なら問題なしだが、冷却対策が必要な場合も。
特にゲームや動画編集用途では、ヒートシンク付きのモデルを選ぶと安心です。
6. メーカーと保証
信頼性の高いメーカーのSSDを選ぶことで、耐久性やサポートの充実度が期待できます。また、保証期間が長い製品は安心して使用できるため、購入時にチェックしましょう。
ふもとあさとの読むラジオ
おすすめ商品ランキング
- 参照(4)
こちらもおススメ♪